関係者の皆様。ご愁傷様です。
当方も一件だけクライアント様に被害が出たので静的コンテンツだけですが戻し作業をしました。
さて、今回の一件。
詳しくはこちらを。http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120623_542371.html
そもそも、サーバスペックとサービス内容を見る限りではありますが、とてもクリティカルな業務データ、顧客データを預けておく、もしくはデータベースとして運用すべきサービスではありません。RAID運用+オンライン・バックアップは基本当然なサービスであって、胸を張って「安全信頼実績」とかとても言える内容ではないのです。テーブバックアップ等の外部メディアへのバックアップがあって初めて言える言葉かと。
私も名前は伏せますが他社で何度か同じ目(RAIDコントローラーのクラッシュなどなど復旧不能)にあっていますので、今はメインではテープバックアップがあり、且つこちらである程度バックアップの仕組みを構築できるサーバで運用しています。VPS系であればサイト毎に圧縮バックアップするスクリプトを組んでおけますし。FTPでそのファイルをダウンロードすればローカルバックアップも簡単にできます。
確かに契約条項を確認せずにクリティカルな運用をするサーバを選定してしまった方の責任はあると思いますが、個人的には、それだけではなく、過大広告と言ってもいい内容で商売をしているレンタルサーバ会社にも問題があると考えています。
ほとんどのサーバ会社がやっている事なのですが「安心と実績」を謳い文句にしながら、契約時の条項には「バックアップはお客様の責任で。当方は責任持ちません」は、これ詐欺じゃないの?といつも思います。本当に安心と実績を言えるのなら、契約時の条項にそれはないでしょう。
私の顧客にはいつも言っている事なのですが、サーバコストを削ってまでバックアップ機能を削ると、とても酷い目に合います。バックアップ機能を削ったサーバを使うのであれば、クラッシュした際にはリカバリ不能になるというリスクを抱えると認識していることが条件としてます。
もし、クリティカルな運用なのに、このサーバを薦めたコンサルタント屋さんがいればそれはその方の責任でしょう。
ま、過大広告の被害に合いました的な言い訳が逃げ道かなと思います。はい。